36way.netPage1:Index057:漫然思考「縁側」

update:20251226

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漫然思考
縁側

縁側に腰を下ろす

/立ち上がらざるを得ないもの

白砂に落ちる影

/思い出せない

苔の湿り

/思い出そうとしない

石の配置

/因果を結ばない

枯山水の波紋

/整合させない

枝先で揺れる一葉

/意味づけを保留する

遠くの鐘の余韻

/伝わらなくてもいい

庭と私の境

/共有されなくてもいい

侘びの静けさ

/言葉の意味は追えない

寂びの色

/説明できない不安や安心

視線が空へ抜ける

/評価するも失敗する

星のない昼の星図

/別の記憶

砂は光年

/目に見えない信号

膝の上の沈黙

/質量の無い人格

私が眺めているのか

/近くに寄せた世間

思考がほどけ

/世間は遠い

宇宙と庭の区別が消える

/ただ在る